1982-07-06 第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号
また、名簿は五人ないし十人寄れば提出できるとされていますが、背番号候補的な名簿も政党と認め、国民の税金を公営部分に支払うのでしょうか。これらの有権者国民あるいは納税者の疑問に法案は答えてはいません。
また、名簿は五人ないし十人寄れば提出できるとされていますが、背番号候補的な名簿も政党と認め、国民の税金を公営部分に支払うのでしょうか。これらの有権者国民あるいは納税者の疑問に法案は答えてはいません。
ところが、そういう取り扱いが行われました結果、当時いわゆる背番号候補と申しまして、有権者の非常な批判を受けるような立候補をされた方がかなりございました。そこでこれを改めて、候補者が立候補される場合には、いいかげんな立候補届けでは困ります、戸籍簿に書いてある氏名で届け出をしていただきます。
○政府委員(江口俊男君) 私も具体的に何人、どういう団体に、やめてからあと関係しているかということは存じませんし、また、そういう者はほとんどおらなかろうと思いまするけれども、先般の選挙違反の場合に、例の背番号候補の違反の際に、その団体に関係しておった元警察官というのが出てまいったことがございますので、そういう形なり、あるいは地方の興行界等で――これは暴力団体として必ずしも興行界全体をわれわれ暴力団と
いわゆる背番号候補などという、ああいうふざけたもの、あれは現行法ではどうにもならぬのですよ。背番号候補が今後また出てくる。にせ証紙が出てきて、それを取り締まろうとすれば、今度は背番号が出てくる。背番号を取り締まればまた次のやつが出てくるかもしれませんけれども、あの背番号候補の乱立に対しては、もし今後ああいうことが助長されましたならば、私は選挙民が投票すること自体に熱意を失ってしまうと思う。
何か伝えられるところによると、一番から二十七番までの背番号候補を立候補させるというふうなことやいろんなうその経歴などを新聞やラジオを通じて公表するアイデアをこの人が考え出したのだと、こういうことを伝えられているのですがね。それは知能犯係をやっていたのだから、その点はなかなか専門家かもしれませんが、この点はどうなんですか。
そこで、去年の衆議院選挙のときに、いわゆる背番号の立候補問題が起きたわけですが、そのときに、背番号候補として肥後亨のところからいろいろな者がたくさん出たわけですが、その背番号候補のいわゆる参謀格というふうな形で小林初三という者がいたということが一部伝えられているわけですね。
ことに、私の痛憤おくあたわざるゆえんのものは、白昼公々然と、背番号候補者というがごときものがあらわれ、これに対して一木の指も触れることができなかったという一事であります。彼らの目的とするところは、選挙運動をやゆし、選挙に対する国民の関心を失わしめ、議会政治に対する国民的不信の念を植えつけんとするにありました。しこうして、それはある程度成功をおさめたと考えられるのであります。
お聞きしたいのは、いま、背番号候補まことに恥ずべきことを大谷議員から質問された。まことに当を得た質問だと私同感を禁じ得ないのでありますけれども、そういう中で、やはりこういう問題が選挙ごとにだんだん拡大されていく。決してこれは消えないで、逆にもう倍増されていくといったらいいか、そういう格好になっていることは、非常に私は遺憾だと思うんですね。
その点につきましては、当時もいろいろ検討いたしましたが、東京の場合でございますと、立候補の届け出が一時に殺到いたすわけでございまして、そこで、それぞれの選挙長におきまして届け出を受理いたしました結果をトータルをいたしてみますと、まあああいう背番号候補といいますか、ああいう形の受付ができ上がっておったというようなふうになっておったのではないかと思います。
そうなりますと、いま東京で問題になっております背番号候補というむちゃなことはすっかり影をひそめてしまうと思います。奄美大島の例は、確かに小選挙区の一つの例として見られるわけですけれども、過渡的な現象もあろうと思いますし、しかし、確かに政党と政党を通じての個人の争いというものは熾烈にはなると思いますね。
それから、警察庁のほうにちょっとお伺いしたいのですが、さっきからいわゆる背番号候補の問題が出ておりましたが、ああいう候補者がたくさん今度立ったということについての原因といいますか、理由というものはいろいろあると思いますが、一つの問題としては、やはりはがきをもらうと、そのはがきをプレミアムつきで売って、それでだいぶんもうかるといいますか、供託金を没収されても、それでもまだ残るということが一般に言われておりますね
○説明員(日原正雄君) 背番号候補者がどういう意図で、また財政的にはどんなふうな内容でやっておるかということは、今検挙の最中で、だんだんこれからメスを入れていくところでございますので、はっきりしたことは申し上げられませんが、とりあえず、お話しのはがきの件につきましては、これは今春の事案にもありましたので、私どもも注意して見ておるのでございます。
○林虎雄君 今の市川さんの質問に関連するのですが、今、局長のお答えでは、背番号候補者の悪用といいますか、はがきではないようだが、新聞広告のほうに若干疑いがあるというようなお話ですが、私ども、しろうとから考えると、はがきの横流しとか悪用はあり得ると考えますけれども、新聞の悪用ということはどういうことですか。